「神宮 salon」の改修する前は30㎡程度の賃貸住宅であった。
テナントでも使用可能な集合住宅であった為、WCだけ解体を行い、エントランスを広くして、レジを設けた。
レイアウトは道路側をカット3席、キッチン側にシャンプー台2席として、面積を大きく無い為、間仕切りは設けずに一体利用できるようにした。
シャンプー台は排水工事が必要なため、床を200mm上げているが、シャンプーしている人と視線を合わせずに施術を行えるようになるべく床の高さを高くした。面積が限られている中で、広く感じると共にお客さん同士で気遣いが無いように設計をした。

また、動きや会話の多いカット席では明るいタイルカーペットとし、動きの少ないシャンプー台では
彩度の低い緑のタイルカーペットを採用した。床の仕上げを変更することで、間仕切りは無いが、
空間の性質を分けることにした。
今回、小さな店舗の改修であったが最小限の操作で空間の差異をつけ、
店舗として成立するだけではなく、美容室として差別化の出来る店舗として内装設計をすることができた。