40㎡に広がりと光をーーー仕切らない設計でかなえる開放感のある住まい~究極の猫部屋より~

都心近郊のわずか40㎡。この限られた面積の中で、どのように「広がりと光」を感じられる住まいをつくるか。

「究極の猫部屋」では、壁や扉といった物理的な境界をはっきりと仕切らず、光の流れと空間の連続性を活かすことで、面積以上の開放感と豊かさを実現できました。

「究極の猫部屋」についてはこちらもご覧ください。
猫と人の幸せ空間:40㎡のマンションに究極の猫部屋が完成しました

扉を使わずに空間をゆるやかにつなぐ

この住まいでは、玄関と水まわりをのぞいた空間を「ひとつながりのワンルーム」として構成しています。

個室という概念にとらわれず、代わりにアーチや曲線の間仕切りを使うことで、空間に視線の抜けと動きが生まれています。

光を誘うアールの壁

窓辺に設けたワークスペースの背面には、やわらかなアール(曲面)壁を設計。
直線ではなく曲線で空間を仕切ることで、光が壁面をすべるように回り込み、間取りの奥へと自然に導かれていきます。

また、このカーブが視覚的な柔らかさを生み出し、限られた空間に豊かな表情を加えています。

天井まで届かない壁──抜けのある寝室

寝室の壁は、あえて天井まで届かせない設計に。
この抜けによって天井面からの光や空気がまわり、閉塞感のない、軽やかなプライベート空間が完成しました。壁の上部分は猫ちゃんたちのお散歩のルートにもなります。

閉じすぎないけれどほどよくプライベートが守られるバランスが、暮らしにちょうどいい距離感をつくります。

対面キッチンが叶える視線の広がり

キッチンはリビングに向かって大きく開いた対面型のプランに。
調理中も視界が広がり、空間全体とのつながりを感じることができます。

キッチンとLDが互いに補い合って、機能と広さを両立する設計です。
「究極の猫部屋」は、物理的な広さに頼ることなく設計の工夫で豊かさを引き出す住まい。
扉をなくし、曲面を用いて壁に抜けを与えることで、40㎡という制約の中に開放感と奥行きをつくり出しました。