リノベーションを考えているけれど、具体的な進め方がわからない……完成までのイメージが持てず、不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、KITIの設計から完成までの道のりをご紹介したいと思います。
設計から完成までのスケジュール
KITIのリノベーションは、設計から建物をお施主様にお引き渡しするまで大きく3つの段階に分け、6ヶ月をかけてプロジェクトを進めていきます。
・基本設計:約2.5ヶ月
・解体・実寸法調整期間:約1ヶ月
・工事期間:約2.5ヶ月
STEP1:リノベーションの基本設計
基本設計段階では、お施主様との密接な協力が不可欠です。そのため、打ち合わせは隔週で行い、ご要望を図面や3D模型などで具体化していきます。
基本設計の流れ
まず初回の打ち合わせでは顔合わせと事務所紹介を行い、お施主様にライフスタイルシートを記入していただきます。
2回目の打ち合わせでは現地調査を実施。実測データを基に設計の基礎を作ります。
3回目以降の打ち合わせでは、間取りの提案、仕上材の選択、見積もりの調整などを行い、お施主様のニーズに合わせた設計をまとめ上げます。
最後に、住宅設備のショールームで実物と仕様の確認をしていただきます。
基本設計期間中の打ち合わせ回数は8回程度です。
STEP2:解体・実寸法調整期間
解体・実寸法調整の期間では、本契約前に解体工事の契約を結びます。解体後、実際の寸法と図面の整合性を確認し、必要に応じてリノベーション費用も含めた最終調整を行います。
STEP3:工事期間
解体工事が完了したら、いよいよ本体工事が始まります。
本体工事の流れ
・墨出し:壁や設備の位置にマーキングする作業
・設備工事:電気・水道・ガスなどのインフラ設置
・木工事:木材を使用した工事(骨組みを作ることなど)
・造作工事:建具・造作家具などの設置
・仕上げ工事:壁紙や塗装、フローリングなどの仕上げ
これらの工事が完了後、細かな調整や仕上げをします。
本体工事の期間中、お施主様には墨出し寸法の確認や中間検査などにご協力いただきます。中間検査とは、立ち上がった壁の下地を確認する検査のことです。
物件竣工後、社内検査と施主検査を行い、クリーニング後に最終確認を経てお引き渡しとなります。
リノベーションは、お施主様とKITIスタッフが協力して作り上げるプロジェクトです。
打ち合わせの回数や現地に足を運んでいただく機会も多いですが、この過程は既存の建物を新しい魅力と機能性を備えた空間へと生まれ変わらせるために必要だと考えています。
これからも綿密な計画と継続的なコミュニケーションを両立させながら、お施主様の理想の住空間を目指していきます。