今回は竣工物件の撮影の裏話をお届けします。
KITIホームページの事例ページに掲載している写真は、すべて竣工後に、プロのカメラマンに撮影していただいたもの。
今回、弊社事務所のUCHU-KITIとアナグマの撮影を依頼したのは、関西を拠点に活動されている、貝出翔太郎さんです。
1日がかりで朝アナグマ、昼UCHU-KITI、夜アナグマ(夕景)を撮影しました。
その際、スタッフが貝出さんと相談しながら、こだわって撮影したポイントをお伝えします。
アナグマ撮影のこだわりポイント
店内が美しく見えるよう、画角に映り込む電子レンジは一旦どかし、椅子はフローリングの目地に沿わせて整列させます。
スポット照明など、動かせるものはまっすぐそろえていきます。
もし画角の隅に少しでも映り込むものがあれば、よけるのもセオリーです。
ソファー席のテーブルは、カメラの画角に合わせて机を寄せました。
基本的にはメジャーなどで測量しながら、まっすぐにそろえた状態で撮影するのですが、斜めから撮影するとカメラの特性上、どうしてもまっすぐに見えないことがあります。
そのため、カメラの画角からまっすぐ整列して見えるように考えながら、テーブルを整えています。
昼間の撮影の場合、半逆光だと陰影がよく出て、立体感のある写真に仕上がります。
アナグマは人通りの多い場所にあるので、人が映り込まないタイミングを狙います。
夜の撮影は光が反射し、店内が見えにくくなることもあるため、反射せず店内がクリアに見えるよう配慮するのも、プロの技です。
細やかな配慮と技を駆使して撮影していただくことで、デザインの意図やデティールが、画面の向こうの皆様に伝わりやすくなります。
UCHU-KITI撮影のこだわりポイント
事例ページのアイキャッチ画像にも採用している、UCHU-KITIを撮影していただいた1枚。
動かせるモニターと椅子、植物はまっすぐ並べるだけでなく、定規を使用しひとつずつ位置を図りながら細かく正確に調整しています。
こちらの写真を見ると分かりやすいのですが、モニターと椅子をダウンライトの位置に合わせました。
もちろん、上部のファイルボックスの位置も忘れずそろえています。
モノの配置で写真の印象も大きく変わるため、手を抜かず細部まで整えるのがポイントです。
基本的に日中の撮影は、照明をつけずに行うことで、陰影と空間に奥行きが生まれます。
日の当たるベストな時間は限られているため、繊細かつ急いで準備しなければなりません。
ただし、照明をつけないと暗すぎる場合もあるため、様子を見つつつけたり消したりしながら調整を行い、撮影を続けます。
プロのカメラマンによる撮影は新たな画角や建築のよさを発見してくれたり、細かな納まりの気遣いを捉えてくれたりと、とても刺激になります。
今後も順次竣工物件を事例ページに上げていきますので、どうぞお楽しみに!
それでは、また次回。