「究極の猫部屋」続編:理想の猫トンネルができあがるまで

先日お施主様への引き渡しを行った「究極の猫部屋」。今回は、猫のためのトンネルを作った過程をご紹介します。

猫部屋ができあがるまでについてはこちらのブログをご覧ください。

猫と人の幸せ空間:40㎡のマンションに究極の猫部屋が完成しました

“KITI”づくり ~【マンションリノベ編2】究極の猫部屋を目指して~猫トンネル編

“KITI”づくり ~【マンションリノベ編2】究極の猫部屋を目指して~

設計プロセスへのこだわり

私たちは猫にとっての理想的なトンネルを作るため、細部にまでこだわった設計を行うことにしました。

特に重視したのは、猫が自然と入りたくなるようなトンネルづくりです。そのため、寸法は、お施主様とは打ち合わせを重ねながら決定していきました。

トンネルの寸法のための綿密な検討を重ねる

具体的な寸法を決めるにあたっては、猫の歩行時の足幅や、座ったときのサイズを実測し、それらのデータを基にすることに。

複数の寸法案を壁に貼り出し、お施主様と実際の空間での見え方や使い勝手を検討。また、お部屋との調和も考えながら、アールの径をミリ単位で微調整していきました。

猫の習性を活かした最終デザイン

最終的に決定したサイズは、猫が少し首を下げてくぐるようなやや小さめの設計としました。これは、本能的に狭い場所に入りたがる猫の習性を考慮したためです。

トンネルは仕上げに塗装を施すため、ボードは2〜3枚程度の厚みに設定しました。

安全性と施工性への工夫

施工面では、既存の壁との取り合いを現地で採寸し、トンネルが隙間なく収まるよう調整しました。

床から浮かせたトンネルにはスチール製の下枠を設置。スチールは枠がでないすっきりとした納まりが実現できるほか、猫が上に乗っても安全なように工夫しています。

お施主様と検討を重ねできあがった究極の猫部屋の猫専用トンネル。ペットの習性を考えて採用した猫トンネル設計は私たちもとても勉強になりました。