社長の思いを設計に落としこむ。
新たな空間に向かっていくにあたり、今後の会社の目標が一番大事な要素であった。働く社員が、自分たちの仕事を誇りに思える空間にしたい。『俺たちどうせ土木業だから、、』という気持ちを、極力払拭していきたい。土木の仕事は、日本のインフラを支える、大切な仕事。とても価値のある仕事なのに、汚れ仕事という気持ちにどうしてもなってしまう大きな弱点を克服したい。それが社長の大きな目標だった。
▲既存のオフィス
空間には、①いつも清潔で、整理整頓され、ものが煩雑におかれている環境に改善すること②情報は、公共の大事な情報を扱うため、機密情報がしっかり管理される環境に改善すること③社員が帰ってきて、気持ちが上がる空間にすること。
目標を、大きくこの三点にブレイクダウンし、設計に入っていった。
やはり、社長の目標は、社会を捉え、会社のメンバーを思いやる、目標であった。我々の家族の家業であるが、社長がこのような思いで、会社を支えてくれている事に、改めで感謝をしながら、このプロジェクトはスタートを切ることになった。