家でのくつろぎ時間にほしいソファ。市販のソファはさまざまな選択肢がありますが、空間に完璧にフィットするものを見つけるのは意外と難しいものです。そこで今回の四谷プロジェクトでは大工による造作ソファを採用しました。耐震性を高めながら収納力もアップさせた、家族が寄り添って快適に暮らすためのこだわりの造作ソファをご紹介します。
本プロジェクトのリノベーション過程はこちらのブログをご覧ください。
光と記憶の住まい~新宿区四谷坂町のリノベーション現場レポート~
なぜ既製品ではなく造作ソファを選んだのか

造作ソファの最大の魅力は、空間に合わせた自由なデザインが可能なこと。さらに、デッドスペースを収納として活用できる上、建物の耐震性を高められるという構造的なメリットも兼ね備えています。
デザインと機能性を兼ね備えた造作の技

デザインと機能性を両立させた造作ソファのこだわりをご紹介します。
収納力と美しさを両立した座面
座面の台には、温かみのある白木系の「シナランバー」を採用。天板は開閉式の収納になっており、使用時の安定性を考慮して滑り止めの木材を裏面に設置しています。
美しい仕上がりにこだわりたかったため、組み立て時に生じるビスの跡は、薄いシナ合板で丁寧にカバー。見た目を損なうことなく、機能的な収納スペースを実現させました。
こだわり抜いた背もたれのディテール
背もたれには上質なナラ集成材を使用し、快適な角度を実現するため、壁との固定部分に緻密な計算の下でカットした木材を配置。正面から見えるビス跡は、同じナラ材で作った木栓で隠し、細部まで美しい仕上がりを追求しています。
家族の暮らしに寄り添う快適性
全長3.5メートルという広さは、家族全員が並んでくつろげる空間を生み出します。座面の奥行きや高さ、背もたれの位置など、すべての寸法はお施主様のご要望を丁寧にヒアリングし、理想的な採寸で製作しました。
仕上げには、シナ材本来の色味を活かしながらも、染色とクリア塗装で長く美しく使える工夫を施しています。
建築の一部として溶け込む造作ソファ
造作ソファは、単なる家具としてだけでなく、建築の一部として空間に溶け込み、家族の暮らしを豊かにします。美しさと機能性、そして耐震性まで考慮した造作家具は、住む人が長く愛用できる理想的な選択といえるでしょう。